2017年度S-AIR交換プログラム 招へいアーティスト歓迎会&スタッフ橘報告会
【S-AIRよりお知らせ】
◯2017年度S-AIR交換プログラム 招へいアーティスト歓迎会&スタッフ橘報告会
S-AIRでは、カンボジアのSa Sa Art ProjectsとフランスのLe Lieu Uniqueとの連携により、マリーン・イムとエヴァ・ ゲルソンを招へいします。 イムはドローイングやインスタレーションを制作、ゲルソンは書くという行為や素材を使った作品を使った作品を制作 します。 naebono移転後初めて招へいするアーティストふたりの歓迎会を行います。
また、 多様な学問体系と共同で行うアートプロジェクトを企画する非営利美術団体アーツ・カタリストでの1年の研修を終えた、S- AIR事務局の橘匡子による報告会もあわせて開催します。
どうぞお誘い合わせの上、お越しください。
—
2017年10月31日(火)19:00〜
場所 naebono 2F S-AIR事務所(中央区北2条東15丁目26-28)
www.naebono.com/access
※お車でお越しの際は、 naebono前の駐車場ではなく近隣の駐車場をご利用ください
参加費 無料 ※食べ物・飲み物の持ち寄り制(ワイン等の飲み物、 少しの軽食は用意いたします。)
■アーティスト・プロフィール
□マリーン・イム | Maline Yim (カンボジア)
フランスとカンボジアでドローイングや立体作品、 インスタレーション等を中心に制作を行う。プノンペンを拠点に、 アメリカ、南アフリカ、フランス、シンガポール、 香港で個展やグループ展に参加するなど、国際的に活躍する。 イムは、「遊び心」と「不安感」 が同居するような作品を制作する。 細緻な黒鉛ドローイングから存在感のある立体作品まで、 彼女のコンセプトの土台となっているのは、 カンボジア内戦の最中に育った子供時代の記憶を消化することや、 この時代がもたらした複雑な影響、 今日の個人的及び社会的構造における人間の自然との関わりについ て考える手段である。 イムの野心的で巧みな素材の使い方は観る者の捉え方に異議を唱え 、また、 作品に内在する不確かさや緊張感は観る者の安心感を揺さぶる。
Decomposition (Measured), 2016Decomposition, 2016
連携団体
Sa Sa Art Projects
ササ・アート・プロジェクツ
http://www.sasaart.info/
カンボジアで唯一の、現代美術を扱う非営利のアーティストラン・ スペース。 2010年にアーティスト集団のStiev Selapakによって始められ、 主にプノンペンで活動している。これまでWhite Buildingと呼ばれる歴史的な地域を拠点としていたが、 今年新しいスペースに移転した。地元や周辺地域、海外の団体、 レジデンス、 ミュージアム、ギャラリーとパートナーを組み、 アーティストやアート好きな人々のネットワークを形成する。 アートを通じて、 カンボジアのコミュニティとその特有の文化を結びつける活動をし ている。
□エヴァ・ゲルソン | Eva Gerson (フランス)
KuBa: Collection Noire – Schwarze Sammlung: Eva Gerson
「書くという行為」と「物理的な素材」 を合わせた二重の構成を用いて制作するアーティスト。 彼女の作品では、音、歌、映像、オブジェ、彫刻など、 さまざまなものが素材になる。「書く」ことも同様に、 記号のない物語を読み取ることによって、現実であり、 かつ幻想的な空間をつくり出す。「書く」 という行為は至る所に存在する。「書くという行為」と「 物理的な素材」を並列させることにより、 この二つの要素が交差し、触れ合い、混じり合う。素材は、 それらを装飾し形作る言葉から、決して離れたり消えたりしない。 それぞれの音が、 音楽によって導かれる幻想的で批評的な世界へと、私たちを誘う。
MAXI NO, (Diptyque d’une photographie 115,15 x 86 x 36 et d’un tampon bâillon), 2016 ©Eva GersonIFE- Institut Français Élastique, 2016 ©Michèle et Yves Di Folco
連携団体
Le Lieu Unique – Nantes Arts Centre
ル・リュー・ユニック・ナント芸術センターhttp:// www.lelieuunique.com/
ル・リュー・ユニックとはフランスのナント市の国立現代美術・ 音楽センター。2000年より、 中心地にあった元ビスケット工場を改装し、 オルタナティブなアートセンターとして設立された。多様な分野、 文化、オーディエンスが交わる場として機能する。美術、演劇、 ダンス、サーカス、音楽、哲学、建築、料理等、 様々な分野における好奇心を持つ精神を広く伝えるプログラムを実 施する。
■橘報告会について
S-AIR事務局スタッフの橘匡子は、本年8月まで、 文化庁新進芸術家海外研修制度により、 英国ロンドンにてアートと科学のプロジェクトを企画する非営利団 体アーツ・カタリスト(イギリス・ロンドン) で研修を行いました。
同団体が取り組むプロジェクトでは、 アーティストたちの主導により、 科学や他の学問体系と取り組むことで、 新たな知を共有しています。 このようなプロジェクトでレジデンスという仕組みがどのように取 り込まれているかも含め、アーツ・カタリスト周辺で見られる、 日本ではまだあまり知られていないヨーロッパにおけるアートの動 向についてご紹介します。
—————————
お問い合わせ
特定非営利活動法人S-AIR
〒060-0032 札幌市中央区北2条東15丁目26-28 2F
011-299-1883 info@s-air.org
**************************************************************
Marie Roulhac de Rochebrune
Assistant Programme Director
NPO S-AIR
Naebono Art Studio 2F, North 2 East 15-26-28
Chuo Ward, Sapporo 060-0032
JAPAN
+819094393547
〒060-0032
札幌市中央区北2条東15丁目26ー28 なえぼのアートスタジオ内2F
特定非営利活動法人S-AIR
アシスタント・プログラム・ディレクター
ルラク・ド・ロシュブルヌ マリー
090-9439-3547
www.s-air.org
e-mail: marie@s-air.org
この投稿へのトラックバック
トラックバックはありません。
- トラックバック URL
この投稿へのコメント